安いのに最高にブチアガれる! デジタルファズのBOSS "FZ-5"は豚トロ級のパンチ力!
こんにちは! 豚肉警察です!
誰もが一度は憧れるヴィンテージ・ファズ。もはや「A5和牛の熟成肉」みたいなもので、おいそれとは手が出せませんよね。
そんな伝説の「牛肉」級ファズ3種類を1台に凝縮したという、高コスパで旨みたっぷりな「豚肉」ペダル、BOSS FZ-5。
使い方さえ心得ていれば、安いのに最高にブチアガれる、豚トロ級の歴史的名機ですよ!
- 定番ブランド・BOSSの現行ファズ、FZ-5ってどんなペダル?
- FZ-5を正しく飼いならすには、ファズの流儀に立ち返ろう!
- デジタル技術が生んだ最強の豚肉ファズ・FZ-5で、あなたのサウンドを新たな境地に!
定番ブランド・BOSSの現行ファズ、FZ-5ってどんなペダル?
コンパクト・タイプのファズなのに、デジタル!
ファズといえば、どちらかといえば古臭さ、不安定さといった、アナログな要素が頭に浮かびます。
実際、過去にBOSSが生産していたファズ・ペダルは、FZ-2(和製ファズ系)、FZ-3(ジョン・フルシアンテ使用)ともにアナログ回路でした。
ですが、BOSSの現行機種FZ-5は、まさかのデジタル・モデリング!
マルチエフェクターでは珍しくありませんが、コンパクト・タイプのデジタルファズは他にありません(WMDのGeiger Counterすら、プリアンプ部はアナログ回路です)。
BOSS公式サイトでは、以下のように謳われており、何やら歴史的名機のようにしか聞こえませんが・・・実際のところはどうなのでしょう?!
3つの伝説的ペダルが1台に! 各モードの特徴をご紹介!
搭載される3モードの元ネタとなったペダルは、下記のとおりです。
- Fモード・・・Arbiter Fuzz Face:毛羽立ちつつもスムースでサイケな歪み!
- Mモード・・・Maestro Fuzz Tone:ゲートのかかったブチブチ系!
- Oモード・・・Roger Mayer Octavia:オクターブ上の金切り音が強烈!
どれも個性豊かな名機揃い! これは爆発的ヒット間違いなし! と思いきや・・・。
Web上のレビューでは散々な言われよう・・・やっぱりデジタルじゃダメなの?
一見、爆売れ間違いなしのFZ-5ですが、Web上のレビューは割と辛辣。。。
- ファズ特有の不安定さがなくて、何か物足りない!
- ギターのボリュームを絞っても鈴鳴りクリーンが出ないとか、Fuzz Faceじゃねえ!
- そもそも、ファズなのにデジタルとかありえない!
最後のアナログ信者は別として、上2つについては、実は私も同感です。
飼いならされた豚のように、お利口でブヒブヒ言わない感じで、弾いていてもイマイチ気分がアガらない。。。
それにBOSSが言うほど、オリジナルの挙動を再現しているわけでもなし。
それならどうして歴史的名機なのかって? これからちゃんとご説明しますよ!
FZ-5を正しく飼いならすには、ファズの流儀に立ち返ろう!
ヴィンテージ・ファズの流儀:歪んだアンプと絡めて使う!
モダンなハイゲイン・ファズは、クリーンなアンプに繋ぐことがほとんどですよね。
一方、ヴィンテージ・ファズの多くは、クランチ程度に歪んだアンプと絡めても良い仕事をします。
それはFZ-5でも同じ! それどころか、デジタル特有の音の硬さが手伝って、音の輪郭がぼやけることがありません!
まさにこんな音! という動画がありましたので、是非チェックしてみてください。硬く毛羽立った攻撃的な響きに度肝を抜かれます!
お気に入りの歪みがドカーンとファズに大変身! FZ-5は最高のファズブースター!
アンプ以外に、歪み系エフェクターと組み合わせても、FZ-5は最高の仕事をします!
私の場合、RATやBIG MUFFの前段に繋いでおいて、ここぞというときに踏むと・・・脳汁ドバドバ、サイケな世界まっしぐら!
セッティングのポイントは、「FUZZ」ツマミで輪郭の毛羽立ち感を、「LEVEL」ツマミで低域のブリブリ感を足して、上手にバランスをとること。
Fモードのジリジリ感、Oモードのビリビリ感も良いですが、オススメはMモード!
強烈な毛羽立ち感とゲート感が付与され、バリバリとした響きに大変身!
どれだけ歪ませても、輪郭やゲート感が失われず、デジタルならではの醍醐味を堪能できますよ!
デジタル技術が生んだ最強の豚肉ファズ・FZ-5で、あなたのサウンドを新たな境地に!
3モード搭載で約1万円の高コスパに、デジタルの持ち味を生かした過激なファズブースター!
現代の技術が生み出した歴史的名機・FZ-5、間違いなく豚トロ級のパンチ力です!