豚肉警察

低コストで大満足!な「豚肉」的アイテムをご紹介します。楽器・家電・日用品を中心に色々と。

安い現行機材でマイブラごっこ! ZOOM "MS-70CDR"はシューゲイザー必携の豚肉ペダル!

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引用元:https://www.creativeman.co.jp/event/mbv/
こんにちは! 豚肉警察です!

このページにお越しの皆さんは、大変に熱心なマイブラ・ファン、ないしシューゲイザー・ファンだとお見受けいたします。

今回は格安でシューゲイザーサウンドが飛び出す、全てのシューゲイザー必携の、高コスパな「豚肉」的ペダルをご紹介します!

ケヴィン・シールズの伝家の宝刀、リバース・ゲートでマイブラごっこがしたい!

シューゲイザーにも色々あるけれど・・・

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引用元:https://shop.fender.com/ja-JP/interview/summersonic-2018-kevin-shields

ケヴィン・シールズ御大が、Loveless収録の名曲”To Here Knows When”で繰り出す、魅惑の流水ギター・サウンド

マイブラといえば? 更には、シューゲイザーといえば? という問いかけに対して、最も多くの方が思い浮かべるといっても過言ではない、革命的なサウンドです。

2013年の復帰作"mbv"からもわかるように、あれがマイブラサウンドの要というわけではありませんし、シューゲイザーサウンドの方法論にも色々あるのは事実ですが・・・。

やっぱり、あの音を真似してみたい気持ちに嘘はつけませんよね!

どうすれば良いかはわかっているけれど・・・

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例の流水ギター・サウンドに、YAMAHA SPX90搭載のエフェクト"Reverse Gate"が使用されたことは、今となっては周知の事実です。

同じ機材を使うのが一番ですが、SPX90は生産終了品ですし、現行モデルにSPX2000はありますが、そもそも巨大なラック・エフェクターを使ってシステムを組むのはしんどいですよね。

コンパクトな機種として、YAMAHAのREX50やmagic stompもありますが、やはり生産終了品な上に、前者は使い勝手が悪く、後者は最近プレミア価格気味。。。

私はどちらも保有しており、かなり気に入ってはいるのですが、全力でオススメできるものではありません。

現行機種で再現できれば良いのだけれど・・・

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意外に思われる方もいるかもしれませんが、現行のコンパクトエフェクターで"Reverse Gate"を再現できるモデルはほとんどありません。

Digitech製品をはじめ、リバーブ音が逆再生される"Reverse"アルゴリズムを搭載したモデルは多いですが、実は”Reverse Gate"とは全くの別物!

↓のサイトで詳細に説明されているとおり、”Reverse Gate"とは、実際にはマルチタップディレイに近いアルゴリズムなのです。

qiita.com

リバース・ゲートを再現可能な現行機種、ズバリお教えします!

コスパな「豚肉」ペダル好きには、文句無しでZOOMのMS-70CDRがオススメ!

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引用元:https://www.zoom.co.jp/ja/products/multistomp/zoom-ms-70cdr-multistomp-chorus-delay-reverb-pedal

豚肉警察のイチオシは、11000円ほどの低価格にもかかわらず、空間系137モデル搭載(最新ver更新時)で一躍話題となった、ZOOMのMS-70CDR!

Digitech RV-7を模した"Gate"や”Reverse”といったリバーブも搭載され、これはこれでシューゲイザー的な音作りができますが・・・今回選ぶのはもちろん、マルチタップディレイの"MultiTapD"!

セッティングのポイントは以下の3つ!

  1. パラメータの"PTTRN"を"6"にすること
  2. "Mix"を100%にすること
  3. 歪み系ペダル、ないし歪んだアンプの「前段」に、MS-70CDRを繋ぐこと

これで"Time"を500msecあたりにセットして、できればギターはJaguarかJazzmasterで、フローティング・トレモロを揺らしながらコードを弾けば・・・気分は完全にケヴィン・シールズ

歪みは深くしすぎない方が良いようで、私のオススメはFilter絞り目でクランチ気味にセッティングしたTURBO RATです!

チューニングとギターTAB譜は、↓のサイトを参考にどうぞ。

https://tabs.ultimate-guitar.com/tab/my-bloody-valentine/to-here-knows-when-tabs-1808904

一応、「牛肉」的な高級機種もご紹介・・・

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前述のとおり、MS-70CDRで十分にマイブラ気分を味わうことは可能ですが、セッティングの幅が少ないのは事実。

「A5和牛」的な高級機種を買えるリッチな方々には、Eventide H9がオススメ! 拡張性に優れたマルチタップディレイが搭載され、SPX90以上に音を作り込むことも可能です。

Keeley先生が満を持してリリースした"Loomer"も非常に優れたペダルですが、"Reverse Gate"の再現としてはちょっとイマイチ。。。

YAMAHA SPX90とAlesis Midiverb*1のいいとこどり的な音で、ケヴィン・シールズ本人も使用しているので、決して悪いペダルではないですよ!

ちなみにオージービーフ枠としては、Electro-HarmonixのStereo Memory Man with Hazaraiがオススメ! ↓の動画でも使用されています。

ただ、格安ペダルのMS-70CDRの方が、SPX90など当時のデジタル機材に特有の「粗さ」が期せずして出ているような・・・音作りの世界は奥深い!


コスパの豚肉ペダルで誰もが気軽にマイブラ気分!

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いかがでしたでしょうか?

格安な豚肉エフェクター界の雄・ZOOMの現行機種で、誰もが気軽にマイブラ気分を味わえるとは・・・本当に良い時代になりましたね!

*1:"Bloom"と呼ばれる幻想的なアルゴリズムで名高い、ケヴィン・シールズがSPX90と共に愛用したリバーブ