豚肉警察

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オルタナ・シューゲイザーにピッタリ! Ibanez WH10はハマったら一生モノの豚肉ワウ・ペダル!

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こんにちは! 豚肉警察です!

ワウ・ペダルは、テクいハードロック系ギター・ソロや、オシャレなファンク系リフでドヤり倒す、技巧派ギタリストだけのもの?

決してそんなことはありません! ギターの練習よりエフェクター収集が好きな我々にとっても、ワウ・ペダルは強い味方になります。

ただし、我々が選ぶべきは、トラディショナルなCrybabyやVOXでも、お高いFulltoneでもなく、Ibanez WH10一択!

お手頃かつ現行機種の豚肉ワウ・ペダルで、お腹いっぱい大満足! その理由をこれからご説明します!

意識低い系ギタリストの、ワウ・ペダルとの付き合い方とは?

ファズの後ろに繋いでノイズ・シャワー!

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意識低い系ギタリストの我々は、直感のままにノイズを垂れ流すのが大好き。

理由もなくペダル・ボードにファズを組み込んで、踏むタイミングを心待ちにしますよね。

そんな我々の感情表現を、ワウ・ペダルは全力でブーストしてくれます。

ここで大事なのが接続順! ワウはファズの後ろに繋ぐことで、音色に過激な変化をもたらすことが可能になります!

ワウをかかと側に戻せば地響きのようなノイズが、つま先側に踏み込めば金切り声のようなノイズが響き渡ることでしょう。

ファズ⇒リバーブ⇒ワウのように、残響系エフェクトを間に挟むと尚良し! 海底から湧き上がるような深いノイズを演出できますよ!

ファズ+ワウの暴力的なノイズ・シャワーの代表例、ジザメリの名曲”Reverence”をお聴きください!


あるいは、Death By Audio主宰でお馴染み、A Place To Bury Strangersの演奏からも、ファズ+ワウがもたらす熱量を存分に感じることができます!


クリーン・トーンでも勿論OK! 表情豊かな音色で腕をカバー!

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意識低い系ギタリストの我々でも、密かに憧れるのが、意識高い系ポスト・ロックで多用されるクリーンで無機質なリフ。

ブリッジ・ミュートを交えつつ、パーカッシブかつメカニカルに演奏する様子には、思わず心をくすぐられますよね。

だけど、真似して弾いてみても、なかなかサマにならない・・・そんなときは、我々の流儀に則って、ワウ・ペダルで味付けしてはいかがでしょう?

かかと側からつま先側へ、ゆっくりと踏み込みながら弾けば、クラブ・ミュージックさながら、フィルターのかかったシンセのような雰囲気に!

ワウ単体でもOKですが、お好みの揺れ物⇒ディレイ⇒ワウのような順番で繋ぐと、更に雰囲気が出ますよ!

ワウ・ペダルなら何でも良いんじゃないの?

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ここまで読んだ皆さんの頭の中には、ある疑問が浮かんでいることでしょう。

「ワウ・ペダルなら何でも良いんじゃないの? どうしてWH10を激推しするの?」

オルタナ系ギタリストの心の師匠、ジョン・フルシアンテやオマー・ロドリゲス・ロペス*1の使用でも知られるWH10ですが、それだけが理由ではありません。

音色の特徴や機能性の面から、我々にとってWH10が一生モノの相棒であることをご説明しましょう!

オルタナシューゲイザー好きなら、Ibanez WH10が大本命! な理由3つ

他のモデルにはない、野太い音色がドハマり!

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恐らく、どのワウ・ペダルを使っても、それなりには、それっぽい雰囲気が出せると思います。

ただし通常のワウ・ペダルは、回路の特性上、周波数域によってゲイン量が異なるため、踏み込み方によっては細い音色になってしまうことも。

それが一般的にイメージされるワウの個性的な響きに繋がるのは事実ですが、我々はファンキーなアヒルの鳴き声を出したい訳ではありませんよね。

ギョワーッとノイズを撒き散らしたり、野太いシンセ風の雰囲気を出したりしたい我々には、普通のワウはちょっと使いにくいのが実情です。

そんな我々の救世主がWH10! どの周波数域でも同じゲイン量となる回路特性のため、唸るような野太い音色を吐き出させるにはピッタリなのです!

  • 周波数域によってゲインの量も変化する一般的なインダクター・タイプのワウ・ペダルと違い、オペアンプによる増幅回路を用いることで、どの周波数域においても同じゲインを保つ

https://www.ibanez.com/jp/news/detail/20191122152035.html より引用

音色を幅広く調整可能! どんな状況にも寄り添うパートナー!

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WH10のもう1つの特徴として、DepthノブとRangeスイッチによる、音色の調整幅の広さが挙げられます。

Depthノブは、ペダルを踏み込んだときの最大ブースト量を調整可能。

通常のワウ・ペダルと異なり、つま先側いっぱいの位置をオイシイかかり具合に調整できるので、制御が簡単です!

(ウッカリ踏み込みすぎて、耳に痛い音を出してしまった経験、ありませんか?)

そして最大の特徴・Rangeスイッチでは、エフェクトの効く帯域をGuitar/Bassから選択可能。

一般的なワウに比べレンジがかなり広く、Guitarモードではヒステリックな高音域が、Bassモードでは地響きのような低音域がドバドバ出てきます!

これら2つのコントロールで、ありとあらゆる状況に対応できるWH10は、あなたの忠実なノイズ・パートナーとなるでしょう。

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引用元:https://www.ibanez.com/jp/products/detail/wh10v3_01.html

最新リイシュー・モデルV3は更に高機能化! 進化したWH10を体感しよう!

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1987年にリリースされた、WH10のオリジナル・モデルは、チープなプラスチック筐体のため、耐久性がイマイチで、ヒビ割れることもザラ。

にもかかわらず、主にフルシアンテ御大の影響からか、中古市場では20000円超えも珍しくありません。

2009年に発売された待望の復刻版・WH10V2では、耐久性の高いアルミ筐体が採用され、かなりの人気を博しました。

そして2020年、更なる進化を遂げたWH10V3が発売! バイパス方式の選択スイッチが追加され、前後に繋ぐエフェクターとの相性を気にせず導入できるようになりました(V2使いの筆者も欲しくてたまらない)!

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引用元:https://www.ibanez.com/jp/products/detail/wh10v3_01.html

実勢価格・約12000円の超高コスパ! WH10V3は懐に優しい豚肉ワウ・ペダルの決定版!

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これだけの多機能・実用性にもかかわらず、実勢価格は約12000円という驚異の高コスパ

ノイズを愛する我々にとっては文句なし、豚肉ワウ・ペダルの決定版と断言できます。

あなたも今すぐ最新リイシューのWH10V3を手に入れて、刺激的なノイズを撒き散らしましょう!

*1:マーズ・ヴォルタ後期のみ使用